費用はローンで賄うのが一般的

費用はローンで賄うのが一般的

注文住宅を建てるときはどんなに安く済ませようとしても数千万円の費用はかかります。このような多額な費用を現金で用意することは不可能であるため、銀行や信用金庫でローンを組んで資金を用意するのが一般的です。
金融機関でローンを組むためには、本人確認書類や収入証明書類、建設する注文住宅の資料などを申込先に提出した上で与信審査を通過しなければなりません。通常の融資商品では審査は1回ですが、注文住宅の資金調達を目的とした融資では金額が大きいことから、仮審査と正式審査の2段階に分けて審査が実施されます。もし通過できなければ、その時点で住宅に関するすべての契約がキャンセルとなりますが、通過することができれば、注文住宅建設の進捗状況に応じて金融機関で必要な資金の融資が実行され、お金は即座に業者に支払われます。
金融機関から調達したお金を返済するのに生じる負担を軽くするためには、頭金を多く用意する必要があります。家を建てようと考えているのであれば、建設に着手する時期がくるまでコツコツとお金をためましょう。

注文住宅の費用を節約するためのポイント

注文住宅は自分のこだわりを反映することができますが、費用を節約したいときは、シンプルにするのがポイントです。外観などにデザイン性を持たせてしまうと、単純に材料費が上がるだけでなく、設計料や手間がかかります。
家の中は、間仕切りや壁、備え付けの家具などが増えると費用がかかります。材料費や人件費がかかるからです。収納を増やすためにクローゼットや棚を増やすと、金額が上がっていきます。注文住宅の材料費自体も節約するためには、なるべくオーソドックスな既製品を使用します。建売住宅が注文住宅よりも安いのは、材料などをオーソドックスなものにして、大量生産されているものを使用しているからです。こだわりすぎて特注品が増えると、それだけ金額が上がっていきます。見えない部分でできることは、配管をなるべくまとめることです。水回りを集約するなどすると、配管をまとめられます。万が一詰まったときなどのメンテナンスも楽にできます。